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フリーランス翻訳家向け業務委託契約書|単価・著作権・機密保持の書き方

フリーランス翻訳家向け業務委託契約書テンプレートを無料配布。会員登録不要・即DL可能。単価交渉・著作権・機密保持・フリーランス新法対応・支払遅延予防まで、受託者保護視点で実務直結に解説。

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業務委託契約書(フリーランス翻訳)テンプレート

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ダウンロードしたファイルは一般的なひな形です。個別案件に応じた修正が必要ですので、重要な契約は弁護士にご相談ください。

「翻訳の依頼を受けたが、契約書なしで仕事を始めて大丈夫?」 「単価・著作権・機密保持はどう書けばいい?」 「業務委託契約書 翻訳家 フリーランス版を、受託者視点で入手したい」

フリーランス翻訳家にとって、業務委託契約書は自分の権利を守るための最重要書面です。契約書なしで仕事を始めると、

  • 単価交渉の根拠を失う(値切られても抵抗できない)
  • 支払い遅延・未払いのリスク(請求権の証拠が乏しい)
  • 著作権の無断利用・再利用(翻訳成果物の悪用)
  • 追加修正の無償対応要求(スコープなし業務の押し付け)
  • 機密情報漏洩リスク(NDA未締結時の責任不明確)

など、フリーランス翻訳家にとって致命的な問題が発生します。

しかし、2024年11月施行のフリーランス新法(特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律)により、フリーランス翻訳家を含む特定受託事業者の保護が大幅に強化されました。取引条件の書面/電磁的方法明示・60日以内の報酬支払・受領拒否や報酬減額の禁止等が義務化されています。

この記事では、フリーランス翻訳家向けの業務委託契約書テンプレート(Word形式)を、会員登録不要・即DL可能で配布します。受託者保護視点で、単価・著作権・機密保持・フリーランス新法対応を実務直結で解説します。

📌 本記事は、フリーランス新法・民法・著作権法等の公開法令をもとに、執筆しています。具体的な事案については、弁護士・知的財産専門家にご相談ください。

この記事の結論(先に要点だけ)

  • 業務委託契約書 翻訳家 フリーランス版テンプレートは、本記事から会員登録不要・即DL可能(Word形式)
  • 契約書なし発注は2024年11月施行のフリーランス新法第3条違反
  • 報酬支払期日は納品から60日以内が法令上の義務(新法第4条)
  • 単価は原文ベース(文字単価・ワード単価)で明示するのが受託者保護
  • 翻訳成果物は二次的著作物(著作権法第28条)・譲渡には第27条・第28条明示が必須
  • 機密保持は秘密情報の範囲・期間・違反時責任を明示
  • 電子化で遠隔地クライアント・海外案件との契約締結が容易

目次

  1. フリーランス翻訳家向け業務委託契約書テンプレートの無料DL
  2. なぜフリーランス翻訳家に契約書が必要か
  3. フリーランス新法(2024年11月)が変えた翻訳業界
  4. フリーランス翻訳家の契約書に必ず記載すべき項目
  5. 単価交渉|文字単価・ワード単価の設定
  6. 著作権の取扱い|翻訳家として守るべき権利
  7. 機密保持|フリーランスでも厳格に
  8. 支払遅延・未払い予防の条項設計
  9. テンプレートの章立てと書き方ガイド
  10. クライアントから提示された契約書のチェックポイント
  11. フリーランス翻訳家が電子契約を使うメリット
  12. ダウンロードしたテンプレートの使い方手順
  13. よくある質問(FAQ)
  14. まとめ:無料DL→電子化で翻訳家自身の権利を守る

1. フリーランス翻訳家向け業務委託契約書テンプレートの無料DL

まず、本記事で配布している業務委託契約書 翻訳家 フリーランス版テンプレートを紹介します。

📥 業務委託契約書(フリーランス翻訳)テンプレート(Word形式)

会員登録不要・メールアドレス入力不要・即ダウンロード可能受託者(フリーランス翻訳家)保護視点で設計2024年11月フリーランス新法対応単価・著作権・機密保持の3軸を強化した条項支払遅延予防のための遅延損害金条項あり

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2. なぜフリーランス翻訳家に契約書が必要か

電子契約の仕組みのイメージ

フリーランス翻訳家の業務は、契約書なしで進めるとリスクが大きい類型です。

契約書なし発注のリスク

リスク 内容
取引条件の不明確 単価・分量・納期が曖昧で後から争いに
支払い遅延・未払い 請求権の証拠が乏しく回収困難
著作権の無断利用 翻訳成果物がクライアント以外でも勝手に利用される
追加修正の無償要求 「ちょっとした修正」が積み重なる
機密情報漏洩責任 NDA未締結時の責任分担が不明確
法令違反 フリーランス新法第3条違反のリスク

契約書がフリーランス翻訳家を守る効果

  • 単価交渉の客観的根拠を確保
  • 支払請求権の証拠化(訴訟時の決定的証拠)
  • 著作権譲渡範囲の明示で再利用統制
  • 修正回数上限で「修正地獄」を防ぐ
  • 機密保持義務の明文化で責任を限定
  • フリーランス新法の保護を実効化

独自視点:契約書はクライアントへの「信頼の証」

「契約書を要求すると面倒くさい翻訳家だと思われる」と心配する方もいます。

しかし実際は逆で、契約書を提示するフリーランス翻訳家は「プロフェッショナル」と評価されます。クライアント側にとっても、リスクが明確化された取引は安心です。

弁護士監修の整ったテンプレートを提示することで、

  • 翻訳家のプロ意識を示す
  • クライアントの法務部門の手間を軽減
  • 案件成立までのスピードを上げる

という3つの効果が同時に得られます。契約書は「壁」ではなく「橋」として活用すべきツールです。


3. フリーランス新法(2024年11月)が変えた翻訳業界

2024年11月1日施行のフリーランス新法(正式名称:特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律)は、フリーランス翻訳家を含む特定受託事業者を法的に保護する画期的な法律です。

主要な保護内容

義務(発注者側) 内容
第3条 取引条件の明示 業務内容・報酬・支払期日等を書面/電磁的方法で明示
第4条 報酬支払期日 物品等を受領した日から60日以内かつできる限り短い期間
第5条 禁止行為 受領拒否・報酬減額・返品・買いたたき・購入強制等の禁止
第14条 ハラスメント防止 パワハラ・セクハラ等の防止措置義務

翻訳業界での具体的影響

  • 従来「翌々月末払い」だった支払サイトの短縮(60日以内へ)
  • 「言い値での発注」(買いたたき)の規制
  • 納品後の理由なき報酬減額(「品質が悪い」と一方的に減額)の禁止
  • メール・口頭での発注ではなく、書面/電磁的方法での取引条件明示が義務

違反時のペナルティ

公正取引委員会・中小企業庁による

  • 助言・指導
  • 報告徴収・立入検査
  • 勧告・公表
  • 命令(命令違反は罰則あり)

の対応があります。フリーランス翻訳家が公正取引委員会等に申告することも可能です。

独自視点:新法はフリーランス翻訳家の交渉ツール

フリーランス新法は、フリーランス翻訳家が悪条件の発注に抵抗する法的根拠として強力です。

  • 「60日以内支払」を要求する根拠が法律上明確
  • 「買いたたき」を断る根拠が法律上明確
  • 「契約条件の事前明示」を要求する根拠が法律上明確

知らないだけで損をする法律ですので、フリーランス翻訳家は新法の保護内容を熟知しておくべきです。


4. フリーランス翻訳家の契約書に必ず記載すべき項目

電子契約の法的有効性のイメージ

フリーランス翻訳家 契約書で押さえるべき記載項目を整理します。

必須記載項目(フリーランス新法第3条対応)

No 項目 法令根拠
1 委託者・受託者の情報 新法第3条第1項第1号
2 業務内容(原文の特定・言語ペア) 新法第3条第1項第2号
3 報酬の額・算定方法 新法第3条第1項第3号
4 支払期日(60日以内) 新法第3条第1項第4号・第4条
5 支払方法 新法第3条第1項第5号
6 納期 新法第3条第1項第6号
7 業務遂行場所 新法第3条第1項第7号
8 検収方法 新法第3条第1項第8号
9 給付の受領または役務の提供を受ける期日 新法第3条第1項第9号
10 著作権の処理 任意(実務上必須)
11 機密保持 任意(実務上必須)
12 修正対応 任意(実務上必須)
13 AI翻訳の利用ルール 任意(現代の必須)
14 反社条項 任意(実務上必須)
15 合意管轄 任意(実務上必須)

フリーランス翻訳家視点での重点項目

  • 報酬・支払期日:フリーランス新法第4条の60日以内
  • 著作権:譲渡範囲・著作者人格権・ポートフォリオ利用
  • 機密保持:範囲・期間・違反時責任
  • 修正回数:無償対応の上限
  • AI翻訳:翻訳家の判断による補助利用の許容

5. 単価交渉|文字単価・ワード単価の設定

フリーランス翻訳家にとって、単価は事業継続の生命線です。

単価設定の基本原則

原則 内容
原文ベース 原文文字数・ワード数 × 単価(訳文ベースより透明性高)
言語ペア別 英→日・日→英・中→日等で単価差
専門分野別 一般・法務・医療・技術・金融で単価差
校正レベル別 ドラフト・標準・ハイクオリティで単価差

単価相場の目安

言語ペア 一般 専門(法務・医療・技術)
英→日 10〜20円/ワード 25〜40円/ワード
日→英 15〜30円/字 30〜60円/字
中→日 8〜15円/字 15〜30円/字
日→中 10〜20円/字 20〜40円/字

(目安・案件により大きく変動)

買いたたきの禁止(フリーランス新法第5条)

フリーランス新法第5条第1項第5号により、通常相場に比して著しく低い報酬を不当に定めること(買いたたき)は禁止されています。

業界相場を理解した上で、

  • 自分のスキル・経験に応じた適正単価
  • AI翻訳活用前提でもプロの責任を反映した単価
  • 専門分野の付加価値を反映した単価

を主張することは、フリーランス翻訳家の正当な権利です。

単価以外で交渉すべきポイント

  • 諸経費(リサーチ費・専門書購入費等の精算)
  • 急ぎ案件の特急料金(50%増等)
  • 大量案件のボリュームディスカウント(逆に大幅値下げ要求への抵抗)
  • 継続契約の安定単価

6. 著作権の取扱い|翻訳家として守るべき権利

翻訳成果物は著作権法上の二次的著作物(同法第2条第1項第11号)であり、翻訳家にも著作権が発生します(同法第11条)。

著作権処理の3パターン

パターン 内容 フリーランス翻訳家視点
全部譲渡 翻訳家→クライアントへ著作権譲渡 クライアント要求時の標準
使用許諾 翻訳家が著作権保有・クライアントは使用権のみ 学術・出版翻訳で活用
混合型 譲渡+ポートフォリオ留保 翻訳家の事業継続性確保

著作権譲渡時の注意点(著作権法第27条・第28条)

著作権法第61条第2項により、譲渡契約で第27条(翻訳・翻案権)・第28条(二次的著作物利用権)を明示しないと譲渡されない推定となります。

クライアントから「著作権全部譲渡」と言われたら、「翻訳・翻案権、二次的著作物の利用権を含む」と明示するよう確認しましょう。これは翻訳家側にも有利な明示です(明示しないと「全部譲渡したのに改変されたのは想定外」と紛争になるリスクを予防)。

ポートフォリオ留保の主張

記載例:乙(翻訳家)は、本翻訳成果物を、自己のポートフォリオ・実績紹介・営業活動(ウェブサイト・SNS・履歴書等)で利用することができる。ただし、機密性に配慮し、機密情報を含む場合は委託者の事前承諾を得る。

ポートフォリオ留保は、フリーランス翻訳家の事業継続にとって重要です。クライアントが拒否しなければ、契約に含めることを推奨します。

著作者人格権の不行使

著作者人格権(同一性保持権・氏名表示権・公表権)は譲渡できません(著作権法第59条)。実務上、不行使特約を入れることで、クライアントの自由な改変・利用を可能にします。

ただし、翻訳家側として「氏名表示権」(クレジット表示)は留保したい場合もあるため、案件・出版物の性質により判断してください。


7. 機密保持|フリーランスでも厳格に

電子契約の手順(アップロード→署名→送信)のイメージ

翻訳業務は機密情報の取扱いが多い分野です。

機密情報の典型

  • 未公開の契約書・法務文書
  • 未発表の事業計画書
  • 医療情報・個人情報
  • 技術仕様書・特許明細書

機密保持条項の必須要素

要素 内容
秘密情報の範囲 業務上知り得た情報すべて(具体例も列挙)
秘密情報の例外 公知情報・第三者から正当取得情報等
使用目的の制限 業務遂行以外の目的での使用禁止
第三者開示の禁止 事前承諾なしでの第三者開示禁止
存続期間 契約終了後3〜5年
違反時責任 損害賠償義務

業務完了後の取扱い

記載例:本業務完了後、乙は、原文データ・本成果物・関連資料を、甲の指示に従い、削除または返還するものとする。

AI翻訳と機密保持の関係

近年、ChatGPT・DeepL等のAI翻訳ツールを業務で使うことが一般化していますが、機密情報をAI翻訳ツールに入力すると機密保持義務違反となるリスクがあります。

  • 一部のAIツールでは入力データがモデル学習に使われる可能性
  • クラウド送信時のセキュリティリスク

契約書でAI翻訳ツールの利用ルールを明確化することで、後の責任問題を予防できます。


8. 支払遅延・未払い予防の条項設計

フリーランス翻訳家にとって、支払遅延・未払いは死活問題です。

支払遅延予防の条項

条項 内容
支払期日明示 検収合格日から[30日/60日]以内
遅延損害金 年14.6%等
着手金 報酬総額の30〜50%
段階支払 着手・中間・残金の分割

フリーランス新法第4条の60日上限

「物品等を受領した日から起算して60日の期間内において、かつ、できる限り短い期間内において、その支払期日を定めなければならない。」

60日の支払期日は新法違反です。「翌々月末払い」(最大60日超になる場合あり)は要確認です。

遅延損害金の設定

記載例:甲が支払期日までに報酬を支払わない場合、甲は乙に対し、年14.6%の割合による遅延損害金を支払うものとする。

年14.6%は、商取引における標準的な遅延損害金率です。

着手金の取得

着手金(報酬総額の30〜50%程度)を取得することで、

  • 翻訳家のキャッシュフロー安定
  • クライアントの本気度確認
  • 途中解約時の損失軽減

を実現できます。クライアントが新規取引先の場合は特に重要です。

未払い時の対応

支払いがない場合の対応フロー:

  1. メール・書面で督促(支払期日後すぐ)
  2. 内容証明郵便による催告
  3. 少額訴訟(60万円以下)または通常訴訟
  4. フリーランス新法に基づく公正取引委員会への申告

電子契約サービスのタイムスタンプ・電子署名は、これらの法的手続での重要な証拠となります。


9. テンプレートの章立てと書き方ガイド

本記事配布のテンプレートは、フリーランス翻訳家視点で以下の構成です。

第1条(業務の委託)

業務内容・原文の特定・言語ペア・専門分野。

第2条(報酬)

文字単価・ワード単価・時間単価から選択+原文ベース算定明示。

第3条(支払条件)

検収合格日から60日以内支払(フリーランス新法第4条対応)+遅延損害金。

第4条(納期)

中間納品・最終納品・甲事情による遅延時の処理。

第5条(検収)

検収期間14日+みなし合格条項。

第6条(修正対応)

修正回数の上限・追加修正費用。

第7条(著作権)

譲渡型/使用許諾型選択+著作権法第27条・第28条明示+ポートフォリオ留保+著作者人格権不行使。

第8条(原文の翻訳権)

委託者による原文翻訳権取得保証(翻訳家の権利保護)。

第9条(AI翻訳ルール)

AI翻訳活用パターンの選択(禁止/MTPE/補助)。

第10条(機密保持)

秘密情報範囲・期間・違反時責任。

第11条(契約不適合責任)

責任期間3か月・好み相違の除外。

第12条(契約解除)

注文者任意解除権+解除時報酬精算。

第13条(反社条項・合意管轄)

最終条項。


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10. クライアントから提示された契約書のチェックポイント

クライアント側が用意した契約書に署名する前のチェックポイントを整理します。

チェックリスト

No チェック項目 確認内容
1 報酬の額・算定方法 単価・分量・総額が明示されているか
2 支払期日 検収合格から60日以内か(新法第4条)
3 著作権の譲渡範囲 第27条・第28条明示の有無
4 ポートフォリオ利用権 翻訳家側の留保があるか
5 修正回数の上限 無制限修正条項はないか
6 損害賠償の範囲 翻訳家の責任が無限定でないか
7 機密保持の期間 過度に長期(10年超)になっていないか
8 競業避止義務 過度な競業制限がないか
9 再委託禁止 必要なサポートを使えるか
10 解除条項 クライアント側のみが強いか

危険な条項の典型

  • 「無制限修正」「無制限変更」:スコープなし業務
  • 「全責任を負う」「無限の損害賠償」:無限定責任
  • 「全著作権の永久譲渡」:第27条・第28条明示なし(後で問題化)
  • 「報酬は当社の評価により決定」:単価不明確
  • 「いつでも理由なく解除可能」:着手後解除のリスク

不利な条項を見つけたら

  • 修正交渉(対等な内容に調整)
  • 追加条項(自分に有利な条項を追加)
  • 断る(条件が悪すぎる場合)

フリーランス新法第5条違反の条項は、法的に無効となる可能性があります。


11. フリーランス翻訳家が電子契約を使うメリット

電子契約は、フリーランス翻訳家にとって特に大きなメリットがあります。

メリット①:遠隔地・海外クライアントとの契約締結

国内外の遠隔地クライアントとも、電子契約で即日締結可能。郵送往復の手間・時間がゼロ。

メリット②:契約締結の証拠保管

タイムスタンプ・電子署名により、契約締結の証拠を客観的に保管。支払請求訴訟の決定的証拠となります。

メリット③:契約書管理の一元化

複数クライアント・複数案件の契約書を電子契約サービスで一元管理。確定申告時の書類整理も容易。

メリット④:電子帳簿保存法対応

請負契約に基づく取引書類は電帳法上の保存義務がかかります。電子契約のタイムスタンプ・検索機能で要件を自動充足。

メリット⑤:印紙税ゼロ

紙の契約書では印紙税(契約金額に応じて200円〜)が発生しますが、電子契約なら完全にゼロ

メリット⑥:多言語契約書への対応

電子契約サービスで日本語版・英語版等の多言語契約書を一元管理。海外クライアントとのバイリンガル契約も容易。


12. ダウンロードしたテンプレートの使い方手順

ステップ1:Wordファイルを開いて自社・自分の情報を反映

  • 翻訳家(乙)の情報(氏名・住所・連絡先・口座情報)

ステップ2:案件情報の入力

  • 原文・言語ペア・専門分野
  • 単価・分量・報酬総額
  • 納期

ステップ3:著作権・AI翻訳条項の調整

  • 著作権譲渡 or 使用許諾の選択
  • AI翻訳活用ルールの設定
  • ポートフォリオ留保の有無

ステップ4:電子契約サービスでクライアントに送信

完成したPDFを電子契約サービスにアップロードし、クライアントのメールアドレスを指定して送信。最短数分で締結完了します。

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13. よくある質問(FAQ)

Q1. 自分(フリーランス翻訳家)から契約書を提示するのは失礼ではないですか?

A. むしろプロフェッショナルとして評価されることが多いです。弁護士監修のテンプレートを提示することで、取引のスピード化・リスクの明確化が実現でき、クライアントにとっても安心材料となります。

Q2. クライアントが「うちの契約書を使う」と言ってきた場合、どうすべきですか?

A. クライアント版を確認した上で、本記事第10章のチェックリストに照らして検討してください。不利な条項があれば修正交渉してください。フリーランス新法第5条違反の条項は法的に無効となる可能性があります。

Q3. 報酬支払期日が「翌々月末払い」と言われました。問題ありませんか?

A. 「翌々月末払い」は最大60日超になる場合があり、フリーランス新法第4条違反の可能性があります。「納品から60日以内」の明示を要求してください。

Q4. AI翻訳を使って効率化したいが、契約書にはどう書けばよいですか?

A. AI翻訳の利用パターン(禁止・MTPE方式・補助的利用)を契約書で明示してください。本テンプレートは選択式の条項を装備しています。機密情報のAI入力リスクへの配慮も契約書で明確化します。

Q5. 翻訳成果物の著作権譲渡は、全部譲渡しないとダメですか?

A. 必須ではありません。「使用許諾型」とすることで、著作権は自分に保有しながらクライアントに使用権を付与することも可能です。学術・出版翻訳・継続利用を想定した翻訳では使用許諾型が標準です。

Q6. クライアントが支払いを遅延した場合、どう対応すべきですか?

A. メール督促→内容証明郵便による催告→少額訴訟・通常訴訟・公正取引委員会への申告という流れになります。電子契約のタイムスタンプ・電子署名が決定的証拠となります。フリーランス新法第4条違反の場合、公正取引委員会への申告も有効です。

Q7. テンプレ利用に料金はかかりますか?会員登録は必要ですか?

A. 完全無料・会員登録不要・メールアドレス入力不要でダウンロード可能です。ダウンロード後の編集・利用も自由です。


14. まとめ:無料DL→電子化で翻訳家自身の権利を守る

ここまで、業務委託契約書 翻訳家 フリーランス版の使い方と実務ポイントを解説してきました。要点を整理します。

  • フリーランス翻訳家向け業務委託契約書は本記事から会員登録不要・即DL可能(Word形式)
  • 契約書なしは2024年11月施行のフリーランス新法第3条違反のリスク
  • 報酬支払期日は納品から60日以内(新法第4条)
  • 単価は原文ベースで明示・買いたたき禁止(新法第5条)
  • 著作権譲渡は第27条・第28条明示が必須
  • ポートフォリオ留保は翻訳家の事業継続にとって重要
  • 機密保持・AI翻訳ルールも現代の翻訳契約の必須要素
  • 電子化で遠隔地・海外クライアントとの契約締結・印紙税ゼロを実現

フリーランス翻訳家 契約を自分主導で進めたい」「単価交渉・支払遅延を予防したい」「AI翻訳時代でも自分の価値を守りたい」——そんなフリーランス翻訳家にとって、テンプレートを無料で手に入れ、そのまま電子契約で締結できる流れは、独立した事業者としての権利保護と業務効率化の両立を実現します。


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会員登録不要・メールアドレス入力不要 — クリック1つで即ダウンロード ✅ 受託者(フリーランス翻訳家)保護視点で設計 — 自分の権利を守る条項を完備 ✅ 2024年11月フリーランス新法対応 — 60日以内支払・取引条件明示義務に準拠 ✅ 単価・著作権・機密保持の3軸条項を強化 — 翻訳家の権利を確実に保護 ✅ 支払遅延予防の遅延損害金条項 — 年14.6%の請求権を明示 ✅ ポートフォリオ留保条項 — 翻訳家の事業継続性を確保 ✅ AI翻訳ルール選択式条項 — 現代の翻訳業務に対応 ✅ Word形式で自由に編集可能 — 案件特性に合わせてカスタマイズ可能

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本記事および配布テンプレートは一般的な情報提供を目的としており、個別の法律相談に代わるものではありません。具体的な事案については、弁護士・知的財産専門家にご相談ください。条文・法令の引用は執筆時点(2026年5月)のものです。

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