採用コンサルの電子契約 導入事例|オンライン商談でその場で締結、月101件超
電子契約 オンライン商談の導入事例。東京都新宿区の採用コンサルティング会社(従業員101名以上・月101件超)が、相手が操作を理解できず商談が流れる問題にどう対処したか。取材した8社で唯一「断られたことがある」と答えた会社の実際を取材しました。
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東京都新宿区で全国の集客・求人の営業を行う、採用コンサルティング会社の導入事例です(従業員101名以上・契約業務の担当6名以上/契約は月101件以上)。この会社は紙の運用を経験していません。最初から電子契約で回しているため、「紙から電子契約に変えて何時間削減できたか」という話はありません。
代わりに語れることがあります。オンライン商談の場で契約書を送ったとき、相手が操作を理解できずに商談そのものが流れてしまう——電子契約で運用しているからこそ直面する問題と、その対処法です。取材した8社のうち、「断られたことがある」と答えたのはこの会社だけでした。
本記事は、電子契約サービスの利用実態に関するアンケートへのご回答をもとに、ご本人の許諾を得て構成しています(2026年8月・掲載範囲は業種と市区まで/社名は非公開)。数値はいずれもご本人の申告による概算です。
この記事の結論
- オンライン商談でその場で契約書を送る運用。契約は月101件以上で、取材した8社で最多
- 相手が操作を理解できず、熱が冷めて契約が流れることが月1回ほどあった
- 対処法は「商談にPCに詳しい方を1名以上同席してもらう」。断る側の担当者を変えるのではなく、場に理解できる人を1人入れる
- 導入前の最大の不安は取引先ではなく、自社の社員が扱えるかだった(社員数が多いため)
- 現在は1件あたり5〜15分、締結は当日、実費は200円未満
目次
- 事例の概要|東京都新宿区の採用コンサルティング会社(月101件以上)
- 紙を経験していない会社|最初から電子契約で運用している
- それでも起きること:相手が分からず、商談が流れる
- 対処法:商談にPCに詳しい方を1名同席してもらう
- 現在の運用|1件5〜15分、締結は当日
- 不安は取引先ではなく、自社の社員だった
- 向く会社・向かない会社
- オンライン商談と電子契約のよくある質問
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1. 事例の概要|東京都新宿区の採用コンサルティング会社(月101件以上)
東京都新宿区で、全国の集客と求人の営業を行っている会社です。業種の呼び方としては「採用コンサルティング」を挙げていただきました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 事業内容 | 全国で集客と求人の営業を行う会社 |
| 業種の呼び方 | 採用コンサルティング |
| 従業員数 | 101名以上 |
| 契約業務の担当 | 6名以上 |
| 法務体制 | 顧問の弁護士・行政書士がいる |
| 所在地 | 東京都新宿区 |
| 主な契約書 | 秘密保持契約(NDA)、申込書・同意書 |
| 月間の契約件数 | 101件以上(繁忙期も101件以上) |
| 取引先の傾向 | 個人事業主・フリーランス/従業員10名以下の会社/中堅・大企業/ITに不慣れな方/年配の方/毎回違う相手 |
| 導入前の方法 | 紙の運用は経験していない(最初から電子契約) |
| ムスビサインを知ったきっかけ | 知人・取引先の紹介 |
特徴的なのは取引先の幅です。アンケートの選択肢6つをすべて選択しています。個人事業主から大企業まで、ITに不慣れな方も年配の方も含み、しかも毎回違う相手。全国で営業しているため、相手を選べないという条件です。
件数も月101件以上と、取材した8社で最多です。繁忙期という概念がなく、常にこの水準で動いています。
扱う契約書はNDAと申込書・同意書。営業の現場で交わす類型です。NDAの雛形は秘密保持契約書(NDA)テンプレートに用意しています。
2. 紙を経験していない会社|最初から電子契約で運用している
この会社は、紙と郵送での契約を経験していません。会社として最初から電子契約で運用しているため、導入前の作業時間・締結日数・実費のいずれも「わからない」という回答でした。
そのため本記事には、他の導入事例のような「Before → After」の比較がありません。「1件30分が5分になった」という話は、この会社からは出てきません。
代わりに見えるのは、電子契約で運用している状態から見た景色です。紙に戻ることを検討していない会社が、それでも何に困っているか。移行の効果を語る事例とは、扱える論点が違います。
3. それでも起きること:相手が分からず、商談が流れる

この会社の営業はオンライン商談が中心です。商談のなかで話がまとまったら、その場で契約書を送る。電子契約だからできる進め方ですが、ここに落とし穴がありました。
オンライン商談で契約書をメールで送ってもご年配の方はわからない事が多いので、熱が冷めて契約破棄になったことがある(1ヶ月に1回くらいはある)
「熱が冷めて」という表現が、この問題の本質を突いています。
商談で合意に達した瞬間が、契約への意欲が最も高い状態です。そこで契約書を送っても、相手が操作に手間取ると、その場の熱量が下がっていきます。メールを探す、リンクを開く、署名の方法が分からない——数分の停滞が、合意そのものを冷ましてしまう。
しかも頻度が月1回程度。月101件以上を扱うなかでの1件なので割合としては小さいものの、商談が成立していたはずの案件が失われているわけです。
これは電子契約の一般的な売り文句とは逆方向の事実です。「郵送の往復がなくなって早くなる」という効果の裏で、相手のITリテラシーが商談の成否に直結する場面がある。取引先に「ITに不慣れな方」「年配の方」を含み、しかも毎回違う相手というこの会社の条件では、避けにくい問題です。
4. 対処法:商談にPCに詳しい方を1名同席してもらう
この問題に対して、この会社が取った対処法は具体的でした。
商談の段階で、先方の方でPCに詳しい方、電子での署名に抵抗のない方を1名以上立ち会ってもらうようにしました。
担当者を説得するのではなく、場に理解できる人を1人入れる。これが解決策です。
うまいのは、商談の段階で手を打っている点です。契約書を送ってから困るのではなく、その前に体制を作っておく。同席者は署名する本人である必要はなく、操作を助けられる人がいればいい。
この方法には副次的な効果もあります。同席者がいれば、電子契約そのものへの不安(法的に大丈夫か、この形式で問題ないか)にもその場で答えが出ます。決裁者が年配で、実務担当者が若手というケースは多く、後者を同席させるだけで進み方が変わります。
取引先から難色を示されたときの進め方は取引先に電子契約を断られたら?に、事前の伝え方は取引先への電子契約の説明方法にまとめています。
5. 現在の運用|1件5〜15分、締結は当日

東京都新宿区のこの採用コンサルティング会社(従業員101名以上・契約担当6名以上・月101件以上)がムスビサインを選んだ理由は、大きい順に次の3つでした。
- 受け取る相手にアカウント登録が要らないこと
- 法的な有効性(電子署名法・タイムスタンプ)
- 操作がシンプルなこと
1位が「相手にアカウント登録が要らない」ことなのは、取引先を選べないというこの会社の条件を考えると納得できます。全国で毎回違う相手と契約するため、相手ごとにアカウントを作ってもらう運用は成立しません。
現在の運用は次のとおりです。
| 指標 | 現在 |
|---|---|
| 契約書1件あたりの作業時間 | 5〜15分 |
| 送信から署名完了まで | 当日 |
| 1件あたりの実費 | 200円未満 |
| 申し込みから最初の1通を送信するまで | 30分〜1時間 |
※ご本人の申告による概算です。実費は収入印紙・郵送料・封筒・印刷代の合計で、サービス利用料は含みません。この会社は紙の運用を経験していないため、導入前との比較値はありません。
締結が当日なのは、オンライン商談の場でそのまま署名まで進めているためと考えられます。商談にPCに詳しい方を同席してもらう運用が機能していれば、商談から締結までが1つの流れで完結します。
一方で、物足りない点も挙げていただきました。
契約内容を入力する時間が数分発生するため、1分程度ですぐに相手に契約書を送れる仕組みがあれば素晴らしいと思います。
商談中の数分は長いという指摘です。3章の「熱が冷める」問題と地続きで、送信までの手数が少ないほど、その場での締結率は上がります。
6. 不安は取引先ではなく、自社の社員だった
導入前の不安として挙がったのは「取引先に説明できるか」「データの安全性」「使いこなせるか」の3つ。このうち最も大きかったのは、自社側の話でした。
社員が多いため、PC操作に疎い社員が扱えるかどうか
取材した他の事例では、不安の対象はほぼ取引先でした。「失礼にあたらないか」「紙のほうが安心と言われないか」「社内規定で受け入れられるか」。この会社だけは、送る側の社員が使えるかを心配しています。
従業員101名以上で、契約業務に6名以上が関わる規模です。全員が同じ習熟度とは限らず、運用を標準化できるかどうかが導入の成否を分けます。ムスビサインを選んだ理由の3位に「操作がシンプル」が入っているのも、この文脈だと思われます。
7. 向く会社・向かない会社
東京都新宿区の採用コンサルティング会社(従業員101名以上・契約担当6名以上・月101件以上)の事例をもとに、ムスビサインが向く会社と向かない会社を整理します。
向かないと思われるケース(ご本人の回答)
昔から何事も紙媒体でしかやり取りをしない会社には難しいと思います。
この回答に加えて、ムスビサインと噛み合いにくい条件を整理すると次のとおりです。
- 取引先の多くが、紙の原本での締結を社内規程で必須としている(電子契約サービス全般に共通する制約です)
- 相手のITリテラシーに幅があり、かつ商談の場で即座に締結する必要がある(本記事の事例のように、同席者を入れるなどの運用でカバーする前提になります)
- 実印と印鑑証明書に相当する本人確認が必要な契約が中心(立会人型のムスビサインは適しません)
- 月間の送信件数が300件を大きく超える(ビジネスプランの枠は月300件です)
向いていると思われるケース(ご本人の回答)
業界問わず、紙ベースで仕事をしており、そのファイリングや紙を探す作業など無駄な時間を費やしている企業は良いと思います。
この会社の条件をそのまま推奨条件に落とすと、ムスビサインが向くのは次のようなケースです。
- オンライン商談で合意した内容を、その場で契約まで進めたい
- 取引先が毎回変わり、相手にアカウント登録を求める運用が成立しない
- 契約件数が多く、1件あたりの手数を減らしたい(この会社は月101件以上)
- 契約業務に複数人が関わり、誰が操作しても同じように使える必要がある
- 扱う契約がNDA・申込書・同意書など、実印を求められない類型
そして、導入を迷っている同業の方へのメッセージはこうでした。
導入は確実にした方が良いと思うので、どのサービスを導入するかで迷った方が良いと思います。
「導入するかどうか」ではなく「どれを選ぶか」で迷え、という言い方です。最初から電子契約で運用している会社らしい視点だと思います。
8. オンライン商談と電子契約のよくある質問
Q1. オンライン商談の場で契約書を送って、その場で締結できますか?
A. できます。本記事の事例では、商談で合意した内容をその場で契約書として送り、締結までを当日に完了しています。ムスビサインは受け取る側にアカウント登録もアプリのインストールも求めないため、相手は届いたメールのリンクを開いて署名するだけです。
Q2. 相手が電子契約の操作に慣れていない場合、どうすればいいですか?
A. 本記事の事例では、商談の段階でPCに詳しい方・電子署名に抵抗のない方を1名以上同席してもらうという対処を取っています。署名する本人である必要はなく、操作を助けられる人が場にいれば進みます。決裁者が年配で実務担当者が若手というケースでは、後者を同席させるだけで進み方が変わります。
Q3. 電子契約を断られたことはありますか?
A. 本記事の事例では、断られた経験があると回答されています。オンライン商談で契約書を送っても相手が操作を理解できず、熱が冷めて契約が流れることが月1回ほどあったとのことです。取材した8社のうち、断られた経験を挙げたのはこの会社だけでした。取引先に「ITに不慣れな方」「年配の方」を含み、毎回違う相手と契約するという条件が背景にあります。
Q4. 社内にPC操作が苦手な社員がいても運用できますか?
A. 本記事の事例では、導入前の最大の不安がまさにこの点でした(従業員101名以上・契約業務の担当6名以上)。ムスビサインを選んだ理由の3位に「操作がシンプル」が入っており、現在は1件あたり5〜15分で運用されています。契約書をアップロードして、相手のメールアドレスを入れて送るだけの手順です。
Q5. 月100件以上の契約を扱う会社に合うプランはどれですか?
A. ムスビサインのビジネスプラン(月額9,800円・税込)が該当します。月300件までの送信、チーム最大100名での共有、上長承認フロー、契約管理(7年保管・全文検索・タグ)に対応しています。フリー・スタータープランはユーザー1名の設計なので、契約業務を複数人で分担する運用にはビジネスプランが必要です(料金ページ)。
Q6. 相手にアカウント登録をお願いする必要はありますか?
A. ムスビサインでは不要です。受け取る側は、届いたメールのリンクを開いて署名するだけで、アカウント登録もアプリのインストールも要りません。本記事の事例がムスビサインを選んだ理由の1位もこの点で、毎回違う相手と契約する営業では、相手ごとに登録をお願いする運用が成立しないという事情があります。
まとめ|電子契約でも、相手が分からなければ商談は止まる

今回の事例は、紙の運用を経験していない会社の話です。そのため「何時間削減できたか」は語れませんが、代わりに電子契約で運用しているからこそ見える課題が出てきました。
オンライン商談でその場で契約書を送っても、相手が操作を理解できなければ熱が冷めて商談が流れる。月1回ほど起きていたという実例です。電子契約の効果を語る記事では、あまり触れられない話だと思います。
対処法は「商談にPCに詳しい方を1名以上同席してもらう」でした。相手を説得するのではなく、場に理解できる人を入れる。シンプルですが、月101件以上を扱う現場から出てきた解です。
ムスビサインは受け取る相手にアカウント登録を求めないので、相手にお願いするのは「メールのリンクから署名する」ことだけです。それでも伝わらない場面は残りますが、手数が少ないほど止まりにくくなります。月3件まで無料で試せます。
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