ムスビサイン
電子契約の基本

電子契約が送られてきたら|受け取る側の署名手順と、確認すべきこと

取引先から電子契約が送られてきたときの、受け取る側の署名手順を解説。アカウント登録も費用も不要な理由、そのメールが本物か確認する方法、スマホでの署名のしかた、押印・印刷の扱い、署名期限、間違えたときや断りたいときの対処まで、はじめての方向けにまとめました。

公開日: (更新:

取引先から「契約書を電子契約でお送りします」と言われ、メールが届いた。けれど何をすればいいのか分からない。そういう状況のための記事です。

先に結論から書きます。受け取る側がすることは、メールのリンクを開いて、内容を確認して、署名のボタンを押すだけです。アカウントを作る必要も、お金を払う必要も、印鑑を用意する必要もありません。パソコンがなくても、スマートフォンだけで終わります。

この記事では、電子契約サービス「ムスビサイン」で受け取った場合を例に説明します。他のサービスでも大枠の流れは同じですが、署名の期限、断り方、別の担当者に回せるかどうかはサービスによって異なります。画面の文言が違う場合は、届いたメールに書かれている案内に従ってください。

この記事の結論

  • 受け取る側がすることは3つ。メールのリンクを開く → 内容を確認する → 署名のボタンを押す
  • アカウント登録も、費用の負担も不要。ムスビサインの料金は契約書を送る側が送信件数に応じて負担する仕組みです
  • 物理的な印鑑は要りません。ただし画面に「印鑑」の枠が出てくることがあり、その場合はタップすると画面上で印影が作られます
  • スマホだけで署名を完了できます。アプリのインストールは不要です
  • ムスビサインの署名期限は送信から14日。期限が切れたリンクは開けなくなるので、送り主に再送を頼みます
  • 断りたいときは、署名画面の「同意せず却下する」から理由を書いて却下できます。取り消せない操作なので、迷っている段階では送り主に連絡するほうが先です

目次

  1. 電子契約が送られてきたら、することは3つだけ
  2. そのメールは本物か|確認する3つのポイント
  3. 署名する前に確認しておきたいこと
  4. スマホで署名する手順
  5. 押印・印刷・費用はどうなるのか
  6. 期限が切れた・間違えた・断りたいとき
  7. 自分のほかにも署名者がいるとき
  8. 署名したあと、契約書はどうなるのか
  9. 電子契約を受け取る側のよくある質問

1. 電子契約が送られてきたら、することは3つだけ

電子契約の手順(メールを開く→内容確認→署名)のイメージ

取引先から電子契約が送られてきたとき、受け取る側がすることは次の3つです。

① 届いたメールのリンクを開く

ムスビサインの場合、件名は「【ムスビサイン】「契約書名」へのご署名のお願い」という形で届きます。本文にあるリンクをクリック(スマートフォンならタップ)すると、契約書の画面が開きます。

② 契約書の内容を確認する

画面に契約書がそのまま表示されます。紙の契約書を読むときと同じように、内容を確認してください。

③ 入力欄を埋めて、署名のボタンを押す

送り主が契約書に入力欄(印鑑・氏名・日付・チェックなど)を置いている場合は、画面の上部に「残り○件」という案内が出ます。その案内に従って枠をタップし、順番に埋めてください。すべて埋まると、署名を確定するボタンが押せるようになります。入力欄が置かれていない契約書なら、そのまま署名のボタンを押すだけです。

かかる時間は、契約書を読む時間を除けば数分です。会員登録の画面も、パスワードを決める手順も出てきません。

🎁 送る側としても使ってみたい方へ

ムスビサインなら月3件まで無料で契約書を送れます(無料枠の付与にはクレジットカードまたは電話番号のSMS認証の登録が必要です)。受け取った経験がある方なら、送る側の操作もすぐに分かります。

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2. そのメールは本物か|確認する3つのポイント

「知らないサービスからメールが来た。開いて大丈夫だろうか」というのが、多くの方が最初に感じる不安です。確認するポイントは3つです。

① 心当たりのある担当者の名前が入っているか

ムスビサインの署名依頼メールには、送り主が登録した氏名(未登録の場合はメールアドレス)が送信者名として表示され、本文にも「〇〇様より、契約書「△△」への署名依頼が届いています」と記載されます。件名にも契約書名が入るため、どの書類の話なのかもすぐに分かります。

なお、会社名は表示されません。担当者のお名前で見分けてください。まったく心当たりのない相手から届いた場合は、リンクを開く前に、その会社へ電話などメール以外の方法で確認してください。

② 契約の話を事前に聞いているか

正しい順番で進んでいれば、電子契約が届く前に「電子で契約書をお送りします」という連絡があるはずです。何の前触れもなく届いた場合は、送り主に確認するのが安全です。

③ 個人情報やクレジットカード情報を求められていないか

ムスビサインの署名画面で、クレジットカード番号や銀行口座の暗証番号を入力させることはありません。受け取る側に費用がかからないため、決済の画面自体が存在しないからです。他のサービスでも、署名するだけでカード情報や暗証番号を求められることは通常ありません。そうした入力を求められたら、電子契約サービスの画面ではない可能性を疑ってください。

ムスビサインの署名依頼メールの件名はサービス共通の固定文言で、送り主が自由に変えることはできません。件名の形が毎回同じであることも、見分ける手がかりになります。サービス側でどんな安全対策が取られているかは、電子契約のセキュリティ対策にまとめています。

3. 署名する前に確認しておきたいこと

電子契約でも紙の契約書でも、署名したら合意したことになるという点は同じです。押すのが印鑑かボタンかの違いにすぎません。だから、確認すべきことも紙のときと変わりません。

  • 契約の相手・契約書の種類が、聞いていたとおりか
  • 金額・期間・支払い条件が、話し合った内容と合っているか
  • 自動更新の条項があるか(あれば、更新しない場合の連絡期限も)
  • 自分に署名する権限があるか。会社によっては、代表者や上長の決裁が必要です

最後の項目は見落とされがちです。自分が署名してよい立場かどうかは、押す前に確認してください。

もし自分ではなく別の担当者が署名すべきなら、その旨を送り主に伝えます。ムスビサインでは、送り主がビジネスプランで「署名の転送を許可」を設定していた場合に限り、受け取った側が1回だけ別の担当者へ署名リンクを回せます。画面に転送の項目が見当たらなければこの方法は使えないので、送り主に連絡してください。送り主の側で署名者のメールアドレスを変更して送り直すこともできます。

電子契約に法的な効力があるのかが気になる方は、電子署名法をわかりやすく解説した記事もあわせてご覧ください。

4. スマホで署名する手順

パソコンを使わなくても署名できます。ムスビサインの場合、スマホのブラウザ(iPhoneのSafari、AndroidのChromeなど)でそのまま操作でき、アプリのインストールは必要ありません。

  1. スマートフォンでメールを開く
  2. 本文のリンクをタップする
  3. ブラウザで契約書が開く。画面サイズに合わせて表示が自動調整されます
  4. 指でスクロールしながら内容を確認する
  5. 入力欄があれば案内に従って埋め、署名を確定する

うまくいかないときの見直しどころ

  • そもそもメールが見当たらない → 迷惑メールフォルダに振り分けられていることがあります。「ムスビサイン」や契約書名で検索してみてください。見つからなければ、送り主にメールアドレスを確認したうえで再送を依頼します
  • リンクをタップしても開かない → メールアプリ内のブラウザではなく、SafariやChromeで開き直すと表示されることがあります
  • 文字が小さくて読みにくい → 画面を指で広げて拡大できます。パソコンで開き直しても構いません
  • 途中で画面を閉じてしまった → メールのリンクをもう一度タップすれば、同じ画面に戻れます

5. 押印・印刷・費用はどうなるのか

ハンコから電子署名への移行イメージ

受け取る側からよく出る3つの疑問をまとめます。

印鑑は必要ですか → 物理的な印鑑は不要です

手元に印鑑を用意する必要はありません。印鑑登録をしていなくても署名できます。

ただし、画面に「印鑑」の枠が出てくることがあります。送り主が契約書に印鑑の枠を置いていた場合、その枠をタップすると、ご自身のお名前が入った印影が画面上で自動的に作られます。朱肉も、印鑑をスキャンした画像も必要ありません(お持ちの印影画像をアップロードすることもできます)。驚かずに、そのまま画面の案内に従ってください。

電子契約では、印鑑を押す代わりに、誰が・いつ・どの内容に同意したかが電子的に記録されます。ムスビサインでは締結した契約書のPDFに電子署名と総務大臣認定タイムスタンプ(いつ締結されたかを第三者が証明する仕組み)が付与され、送信・閲覧・署名の各操作の時刻やIPアドレスなどの記録も残ります。押印なしで契約が成立する理由は、電子契約でハンコが不要な理由にまとめています。

紙で保管したいのですが → 印刷できます

締結が完了すると、契約書のPDFが受け取る側にも届きます。これを印刷して、紙のファイルに綴じて保管しても構いません。ただし、改ざんされていないことを証明できるのは電子データのほうです。PDFのまま保存しておくことをおすすめします。

費用はかかりますか → かかりません

ムスビサインの料金は、契約書を送る側が送信件数に応じて負担するものです(料金ページ)。受け取る側にアカウント登録も費用の負担も発生しません。

6. 期限が切れた・間違えた・断りたいとき

署名の期限が切れてしまった

ムスビサインの署名リンクには期限があり、送信から14日で自動的に期限切れになります。期限が近づくと、5日前から「お忘れではないですか」というリマインダーメールが自動で届きます。

期限が切れると、そのリンクは使えなくなります。受け取る側でも送り主でも期限を延ばすことはできないので、送り主に連絡して、同じ内容の契約書を送り直してもらってください。

内容に間違いを見つけた

署名する前に、送り主へ連絡してください。署名してしまう前であれば、送り主が契約書をキャンセルして、正しい内容で送り直せます。

締結が完了したあとは、契約書の修正もキャンセルもできません。電子署名とタイムスタンプで内容を確定させる仕組みだからです。誤りが見つかった場合は、正しい内容で改めて契約書を作成し、締結し直すことになります。気になる点があれば、押す前に必ず確認してください。

署名したくない・断りたい

署名しなければ、契約は成立しません。ムスビサインでは、指定されたすべての署名者が署名して初めて締結となります。1人でも署名していなければ「送信中」のままです。

断り方は2つあります。

① 署名画面から却下する

ムスビサインの署名画面には「同意せず却下する」という項目があります。ここから却下すると、理由を書く欄が出てきます(5文字以上・必須)。「取り消せないことを理解した」というチェックを入れて確定すると、送り主に理由つきのメールが届き、契約はキャンセルされた状態になります。

理由は「契約金額の認識に相違があります。お電話で再調整いただけますか」のように、次にどうしたいかまで書いておくと話が早く進みます。ただし、却下したあとに取り消すことはできません。迷っている段階では押さず、まず送り主に相談してください。

② 送り主に直接連絡する

メールや電話で「この条件は受けられない」「紙でお願いしたい」と伝えるだけでも構いません。この場合は送り主の側で契約書をキャンセルします。

黙って放置しても14日で期限切れになりますが、取引先との関係を考えれば、①か②で意思を伝えるほうが結果的にスムーズです。

7. 自分のほかにも署名者がいるとき

契約書に署名する人が複数いる場合、ムスビサインでは決められた順番に1人ずつ署名します(順次署名)。全員が同時に署名できるわけではありません。

受け取る側から見ると、こうなります。

  • 自分の番が来るまで、メールは届きません。「送ったと言われたのにメールが来ない」ときは、自分より前の順番の人がまだ署名していない可能性があります。送り主に進捗を聞いてみてください
  • 自分が署名しても、その場では契約書は届きません。締結された契約書のPDFが届くのは、最後の1人が署名を終えたあとです
  • 自分のところで止まると、後ろの人に回りません。契約全体が止まるので、時間がかかりそうなときは送り主に一報を入れておくと親切です

三者間・多者間の契約にも対応しており、無料プランを含む全プランで使えます。署名者と順番を決めるのは送り主なので、順番を変えたいときは送り主に依頼してください。

8. 署名したあと、契約書はどうなるのか

すべての署名者が署名を終えると、契約が締結されます。締結された契約書のPDFは、受け取る側にも届きます

このPDFには、次のものが付いています。

  • 電子署名(AATL証明書によるもの。AATLとは、Adobe社が発行元の身元を審査して認めた一覧のことで、この一覧にある発行元の署名は、Adobeのソフトが自動で「有効」と判定します)
  • 総務大臣認定タイムスタンプ(国の認定を受けた第三者が「この時刻に、この内容だった」ことを証明する仕組み)

そのため、あとから内容が書き換えられていないかを、受け取った側でも確認できます。届いたPDFを無料の Adobe Acrobat Reader で開くと、画面の上部に署名の状態を知らせる帯が表示されます。法的な効力は紙の契約書と同等で、裁判の証拠としても同じように扱われます。書き換えが検知できる仕組みは、電子契約の改ざん防止にまとめています。

受け取ったPDFは、自分で保存してください

ムスビサインで送り主がフリー・スタータープランを使っている場合、契約書のPDFは締結から1週間でサーバーから自動削除されます(ビジネスプランでは、送り主が選べば7年間サーバーに保管されます)。受け取る側の手元に保存しておくことが、いちばん確実な保管方法です。

事業として受け取った契約書は、あとから「いつ・いくら・どの取引先」で探せる状態にしておくと後で困りません。難しい仕組みは要らず、ファイル名を決まった形にそろえておくだけで十分です。

20260807_〇〇株式会社_業務委託契約_500000.pdf

(締結日_取引先名_契約書名_金額)の順にしておけば、フォルダを検索するだけで目的の契約書にたどり着けます。印刷して紙で綴じるのは構いませんが、紙は電子データの代わりにはなりません。PDFは必ず残してください。保存の要件は電子帳簿保存法における契約書の保存にまとめています。

9. 電子契約を受け取る側のよくある質問

Q1. 電子契約を受け取るのに、アカウント登録は必要ですか?

A. 不要です。ムスビサインでは、受け取る側はメールに届いたリンクから、アカウント登録なしで署名できます。会員登録もパスワードの設定も求められません。アプリのインストールも不要で、パソコンのブラウザでもスマートフォンのブラウザでも同じように署名できます。

Q2. 受け取る側に費用はかかりますか?

A. かかりません。ムスビサインの料金は契約書を送る側が送信件数に応じて負担する仕組みで、受け取る側への請求は発生しません。受け取る側はアカウント登録自体が不要なので、署名のために有料プランへ加入する必要もありません。

Q3. 署名画面に「印鑑」の枠が出てきました。印鑑を用意する必要がありますか?

A. 必要ありません。ムスビサインでは、印鑑の枠をタップすると、ご自身のお名前が入った印影が画面上で自動的に作られます。朱肉も、印鑑をスキャンした画像も要りません(お持ちの印影画像をアップロードすることもできます)。印鑑登録をしていなくても署名できます。送り主が印鑑の枠を置いていない契約書であれば、この画面自体が出てきません。

Q4. 電子契約の署名に期限はありますか?

A. あります。ムスビサインの署名リンクは、送信から14日で自動的に期限切れになります。期限の5日前からはリマインダーメールが自動で届きます。期限が切れたリンクは開けなくなり、受け取る側でも送り主でも延長はできません。その場合は、送り主に同じ内容の契約書を送り直してもらってください。

Q5. 署名したあとで内容の間違いに気づいたら、どうすればよいですか?

A. 締結が完了したあとは、契約書の修正もキャンセルもできません。電子署名と認定タイムスタンプで内容を確定させる仕組みのためです。正しい内容で改めて契約書を作成し、締結し直すことになります。署名する前に内容を確認し、気になる点があれば署名せずに送り主へ連絡してください。署名前であれば、送り主が契約書をキャンセルして送り直せます。

Q6. 電子契約を断って、紙の契約書に戻してもらうことはできますか?

A. できます。署名しなければ契約は成立しないので、送り主に「紙でお願いしたい」と伝えれば問題ありません。ムスビサインの署名画面には「同意せず却下する」という項目もあり、理由(5文字以上・必須)を書いて却下すると、送り主に理由つきのメールが届き、契約はキャンセルされます。ただし却下の取り消しはできないため、迷っている段階では送り主への連絡が先です。

Q7. 自分のほかにも署名者がいる場合、どういう順番で進みますか?

A. ムスビサインでは、決められた順番に1人ずつ署名します(順次署名)。自分の番が来るまでメールは届かず、締結された契約書のPDFが届くのは最後の1人が署名を終えたあとです。三者間・多者間の契約にも対応しており、無料プランを含む全プランで使えます。署名者と順番を決めるのは送り主なので、順番を変えたいときは送り主に依頼してください。

Q8. 締結した契約書は、どこで受け取れますか?

A. すべての署名者が署名を終えると、締結された契約書のPDFが受け取る側にも届きます。このPDFには電子署名と総務大臣認定タイムスタンプが付いているため、内容が改ざんされていないことを後から確認できます。送り主がフリー・スタータープランを使っている場合、契約書は締結から1週間でサーバーから自動削除されるため、届いたPDFはご自身で保存しておいてください。

Q9. 受け取った契約書のPDFは、どう保管すればよいですか?

A. ご自身のパソコンやクラウドに保存してください。事業として受け取った契約書は、あとから「いつ・いくら・どの取引先」で探せる状態にしておくと後で困りません。20260807_〇〇株式会社_業務委託契約_500000.pdf のように、締結日_取引先名_契約書名_金額の順でファイル名をそろえておけば、フォルダの検索だけで目的の契約書にたどり着けます。印刷して紙で綴じるのは構いませんが、紙は電子データの代わりにはなりません。

まとめ|受け取る側の負担は、紙より軽い

電子契約を受け取ったときにすることは、メールのリンクを開き、内容を確認し、署名のボタンを押す。この3つだけです。

紙の契約書であれば、印刷して、押印して、封筒に入れて、郵便局へ持っていく必要がありました。電子契約では、そのどれも要りません。アカウントを作る必要も、費用を負担する必要もなく、スマホだけで数分で終わります。

確認すべきことは紙のときと同じです。契約の相手、金額、期間、自動更新の有無、そして自分に署名する権限があるか。内容に納得できないときは、署名画面の「同意せず却下する」から理由を書いて断ることも、送り主に直接連絡することもできます。署名しなければ契約は成立しません。

はじめてでも、操作でつまずく箇所はほとんどありません。もし迷ったら、送ってきた相手に「どこを押せばいいですか」と聞いてしまうのがいちばん早い方法です。

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